EOS 10D
満月を撮ってみよう編


10Dは600万画素も有るので解像感も高いですし、望遠レンズを用意してお月様を撮ってみましょう。用意するのは望遠レンズなのですが、300mm程度では役不足なので、エクステンダー(テレコン)も用意します。但し、EFレンズで揃えると結構な値段になりますから、私はお得意のFDマウントで機材をかき集めてみました。

まずはレンズです。
どれにしようかなと手持ちを調べていると、FDマウントでは望遠250mmのタムロン75-250mm F/3.8-4.5 (モデル名 04A)を使うことにしました。このレンズは250mm時でもF4.5と比較的明るいレンズです。光学性能的にもなかなか良いレンズです。


タムロン 75-250mm F/3.8-4.5 (モデル名 04A)
勿論、FDマウントですよん。
値段的には3000円程度で購入。

次に、エクステンダー。これはケンコー製のテレプラス 2倍率の物を使用します。特別高性能な物では有りませんが、月を撮るなら十分です。


社外品のエクステンダー 2倍率
3000円程度で購入

これらをEOS 10Dに取付けます。


お馴染みのFD-EOSマウントアダプタを介して、
それぞれをドッキング。


実に格好良い雄姿です。

焦点距離は、
250mm を2倍して 500mmとなり、
マウントアダプタで約1.2倍される為、600mmとなり、
そして10DのCMOSサイズ1.6倍を掛けて約1000mmとなります。
レフレックスレンズ顔負けの高倍率望遠レンズと相成りました。

では満月になった日に撮影。
三脚に固定し、セルフタイマーで撮っています。


満月を撮ってみました
F5.6  1/60s
シャッタースピードは稼げますが、絞りを開いていると画像が甘いです。
無理に倍率を稼いでいるので、輪郭部に二次スペクトルの影響が出てきます。


F11  1/20s
ここまで絞ると画像もシャープになって、不要な偽色も無くなりました。
どうです、綺麗なお月様を撮影することが出来ました。
各画像はクリックすると元の画像を表示します。



2003年5月10日撮影
F8.0 1/3s ISO200
PhotoShop7.0にてトーンカーブ及びアンシャープマスク処理
クリックすると元画像を表示します。


おまけで、沈み行く夕陽も撮ってみました。
こちらは毎日晴れれば撮影チャンスですから撮りやすいでしょう。
画像をクリックして元画像を表示してみると分かりますが、太陽の上側と下側に黒い点が見受けられますが、これ、太陽の黒点です。最初はCMOSのゴミかと思いました。


F5.6  1/1250s
沈む夕陽

2003/05/10画像追加
デジタルカメラ大実験