レフレックスレンズ
OMマウント 500mm F8 を取り付けてみよう!

シグマ製でOMマウントのレフレックスレンズ 500mm F8 を手に入れました。レフレックスレンズとは別名ミラーレンズとも呼ばれ、レンズ内に鏡が入った特殊なレンズです。普通のレンズとは構造が全く違い、特徴としては超望塩をコンパクトなサイズに凝縮できますが、デメリットは絞りが固定(F8)で暗く、一部ミノルタ用以外にはすべてマニュアルフォーカスとなります。
で、これをデジタル一眼レフ、それもキヤノンのデジカメに取り付けます。そう、OMマウントですから、直接取り付けることは不可能です。


シグマ製 OMマウント用レフレックスレンズ装着の図
カメラはキヤノン D30。

シグマ製のこのレンズは良く見かけるコンパクトなレフレックスレンズとは違い、かなりデカくて重たいです。私はヤフオクで3000円で手に入れました。ちょっとカビてますが、たいして影響は無いでしょう、これだけ望遠ならば。
デジ眼はD30を選びました。10DはFDレンズ用のマウンタがはまってますから、予備のD30を選択したわけです。


カメラとの間に入っているのが OM-EOS マウントアダプタ

取り付け方法はFDレンズなどの他のマウンタ同様、専用のマウントアダプタを使います。私は近代インターナショナルからこの夏に発売された新型OM-EOSマウントアダプタを使いました。値段はネット通販で21000円。結構高いです。
このOM-EOSレンズアダプタは中間レンズを噛ますことなくフランジバックが取れる為、画質の劣化も焦点距離の延長も全く無くレンズ性能を引き出すことが可能です。この点、FD-EOSレンズアダプタよりも優れており、思い切って高いマウントアダプタを購入し、いくつかズイコーレンズをこれから集めてみようと思っています。

それはおいおいレポートするとして、レフレックスレンズで撮影すると、出力画像の最大の特徴は「リングボケ」が背景に生まれます。以下の添付画像をご覧になれば一目瞭然でしょうが、これがなかなか面白い。レフレックスレンズが超望遠レンズでありながら嫌われるのがリングボケでも有りますが、私としては、そしてレフレックスレンズ好きの人にとってはリングボケはわざと背景に起こさせて撮影したくなります。かなりハマリますよ、このボケ味は。

500mmF8のレンズ、D30に取り付けると焦点距離は800mmにもなります。手持ちはダメです。それにピントがかなりシビア。マニュアルなので目が頼りですが、ファインダーでは合っていてもパソコンのモニターで見ると違っています。300万画素でこれですから、とても600万画素ではかなりキツイ感じになるでしょう。
以下の実写画像はリサイズする際にアンシャープマスク掛けてます。また、最初の3枚はコントラストをいじってメリハリのある感じにレタッチしてます。いずれもクリックすると元画像を表示しますが、見ると分かるとおりかなり眠い感じに写っていることが分かるでしょう。レンズの性能とピントの関係でしょうか。


2003年10月5日
デジタルカメラ大実験