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C720UltraZoom
トラハチ君
「やって来ました編」


5月25日にオリンパスから発売されたばかりの光学8倍ズーム機「C720UltraZoom」が手元に送られてきましたので、早速レポートいたします。

デジ研ネットでは、オリンパスの「UltraZoomシリーズ」にはそれぞれニックネームを付けていまして、前代のC700UltraZoomは「小さいウルトラ君」だから「チビトラ」と称していました。今度のC720UltraZoomは「チビトラの8倍ズーム機」なので「トラハチ」と称して行きます。どうぞ、皆さんもこの愛称をご利用ください。

さて、早速トラハチの梱包を開けてみます。
私、手元に来るまで知らなかったんですが、初回の20000台限定で「双眼鏡」がおまけで付いてくるんです(下記写真)。


トラハチと「おまけ」の双眼鏡

でこの双眼鏡がトラハチと同じ8倍ズームなんだって。オリンパスもなかなか楽しいことやってくれるじゃないの。一部には、この双眼鏡だけ欲しいって人もいるみたいですね(笑)。
デジタルカメラの初期ロットを手に入れるのはかなり博打な賭けですから、こう言う「おまけ」サービスも1つの戦略かも。ちなみに先日のFinePixS602も初期ロットはすべてファームの書換えサービスを受けるハメになってたりしますし、発売1ヶ月ぐらいは機を抜けませんね。それにオリンパスって知らない間にファームのバージョンがどんどん進化しているんだもんな。



左がトラハチ、右がチビトラ
違いが分かるかな?
上面の外部マイクが無くなっています。

チビトラとトラハチの大きな違いは、

チビトラ--- 200万画素 10倍ズーム
トラハチ--- 300万画素  8倍ズーム

さて、マーケティング的にはどっちが魅力なのでしょうか?
現在併売されてまして、値段的に見れば同じショップでだいたい1万円の差でトラハチの値段が高くなっています。もともとメチャ安感の強いカメラですから、トラハチにしてもかなりお買い得な価格で、チビトラがむしろ安すぎるんじゃないかと思ってしまうくらい。

300万画素でも発売価格はチビトラのデビュー価格よりも安い設定になっているのは、それなりのコスト削減もされているんですよ。

機能の削減された部分としては、ボディー上部にある録音マイク。動画や静止画撮影時のアフレコなどの機能は無くなっています。私的には静止画にアフレコなんか入れたこと無いし、高倍率ズーム機の動画に音声なんか拾えるんかいなって事もあるし、そもそも動画なんてデジタルスチルカメラで撮ったって仕方ないんじゃないかって思ってるんで、削減しても問題ないんじゃないかな。

それから外部フラッシュ端子が無くなってます。
これは必要な人には痛いでしょう。関係ない人には一度も使わない装備でもあるけれど。内蔵の小さなフラッシュでは役不足な時はあるとしも、このカメラがビギナー対象としているならば、大型の外付けフラッシュ(フラッシュブラケットも必要になってしまうので)なんかを常に持ち歩く人の方が少ないもんね。


左がトラハチ。
外付けストロボ端子が無い。
その他、コネクタの形状と配置が微妙に違っている。

その他の外部端子についてなのですが、何故かチビトラとUSB端子の形状が異なっています。両方持っている人ばっかりはそうそういないから良いんでしょうが、、。それから、AC入力端子の形状が、チビトラよりも径が太くなってしまっており、なんだかブカブカです。おまけに、エナックスのデジタルカメラ用パワーバッテリーがブカブカ過ぎて装着できなくなってしまいました。これはコスト的な面じゃないと思うんで限りなくハテナな部分ですよ。パワーバッテリー使ってない人には関係ないですけど。


風景のサンプル



上の画像の一部アップ。
青色の偽色はかなり収まっています。

良くなっている部分は偽色が抑えられています。チビトラはテレコン付けて撮影してるみたいに青色の偽色が発生していましたが、トラハチは結構綺麗に収まっています。これならいいんじゃないの。完全に無いって訳じゃないのはどの高倍率機にも同じ事。

補足
トラハチではマニュアルフォーカスと、フルタイムオートフォーカスも無くなっていました。フルタイムAFに関してはそれほど期待するだけの性能は無かったんですが、MFが無くなったと言う事は打上げ花火の撮影なんかはかなり難しくなりそうです。


実写撮影サンプル
(クリックすると元画像表示)

シャープネス ノーマル



シャープネス ハイ



シャープネス ロー



ノイズの嫌いな人は極小画素は永遠にダメかも。例えばこの紫陽花の画像ならば後ろのボケた紫陽花にはゾワゾワ出ています。私は気にしていませんが。
補足:ISO感度200


空もツルンとしていないのは仕方ないんじゃない。むしろ、極小画素の割には健闘していると思ったほうが良いかと。


テレ端にて。曇天空だからちょっと辛いシーンですが、奥の格子もしっかり解像しています。遠景にピントが合ってないときがあるので、何枚か撮っておくと安全。このシーンで建物の格子に露出が合うと、地面は真っ白になっていました。ラティチュードはちょっと狭いかな。
補足:ISO感度200

2002年5月28日