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デジタルカメラ研究マガジン
マニュアルフォーカスレンズで遊ぶ!
オリンパス E−410
PENTAX-M 50mm F1.4編
オリンパスのデジタル一眼レフ、つまりはフォーサーズはフランジバックが少ない分、他のメーカーマウントのレンズをアダプターを介して付ける事が比較的容易です。キヤノンなんかのEFマウントでは、旧式のFDマウントレンズを取り付けることは出来ますが、無限遠が出ないため、間にレンズを噛ましてあったり、割り切ってマクロ専用レンズにしたりと、何かと制約があります。
まぁ、このデジタルな世の中、どれだけ少数な人が古いマニュアルレンズを付けて撮影しているのか、ほんとにごく僅かな人達かも知れません。
メリットは、例えば今回使ったような 50mm F1.4 の単焦点レンズを取り付けて撮影できます。デジタル設計のレンズでこれだけの性能のあるレンズは5万円したとして、古いレンズを使えれば数千円で手に入ります。しかも、この程度のスペックはカメラの標準レンズとして使われていたのですから。

フォーサーズ - PENTAX K マウント アダプタ

ここでは、フォーサーズのシステムにPENTAX のレンズを取り付けるため、専用マウントアダプタをレンズとの間に噛ませます。上記写真を見て分かるとおり、とても単純な構造。

【PENTAX KマウントレンズをOLYMPUS/Panasonicカメラで使える】
ELEFOTO ペンタックスK→フォーサーズ(OLYMPUS/Panasonic) マウントアダプター
税込 8,800 円

正統派なら同じオリンパスのOMレンズを取り付ければ良いのでしょうが、どうも手持ちの古いレンズは黄色く変色してしまったり、また、自分がペンタックスも愛用しているので、そっちのレンズを取り付けることにしてみます。

マウントアダプタを取り付けたところ

アダプタはレンズの後部に取り付け、そのままカメラボディにセットします。
製造時のクオリティや各メーカーでのバラツキがあると思われますが、固体によっては脱着に力が必要だったり、今回使った固体は柔らか過ぎてスカスカだったりするようです。


E−410にレンズを装着したところ

とても小さいE-410に PENTAX-M 50mm F1.4 を装着してみます。
写真のレンズフードはOM用です。

PENTAX 50mm F2.0 もあり、そちらはパンケーキレンズとまでは行きませんが厚みが薄くて大きさはそっちの方がベストですが、絞り羽が5枚と少なく、やはり付けるならこの 50mm F1.4 で、こっちは8枚羽です。

F1.4
F2.0
F2.8
F4.0
絞り値の変化とボケ味、及び露出の変化

デジタル専用レンズを当たり前に使っていますが、旧式のマニュアルレンズを使ったときに一番ビックリさせられるのが、多分、絞り値と露出の関係だと思います。
上の写真比較を見ていただければ分かりますが、

F1.4  露出オーバー
F2.0  適正露出
F2.8  露出アンダー
F4.0  色味のズレ

と言った感じでしょうか。
バラバラ〜
これは、レンズとかカメラとかメーカーとかの違いではなく、こんなもんなのですよ。
通常は電子的にレンズとボディがデータのやり取りをしていて、露出カーブに沿って補正しながら最高の写りを算出してくれていますが、マニュアルレンズはすべて人間が補正してあげないとなりませんから。

まぁ、この補正を頭に入れて撮影するのは特に問題は無いんですけれど、最大の難点は、E−410みたいなファインダーでは、ピントの山を判別するのは不可能に近いってところです。
ボケ味を楽しめても、実際は撮影後にピントが全然違うところに合っていたりして、そっちが問題。
結局、マニュアルレンズを楽しむには、ファインダーがペンタプリズム式のしっかりとしたカメラが必要だし、PENTAXのデジタル一眼レフのように、フォーカスエイド機能がついたボディが必要だったりします。ちなみに、PENTAXのカメラは初代の*istDでも、中心一点のみですがピントが合焦したところで「ピピっ」と知らせてくれます。

正直、マクロ撮影はピントが掴めないので難しい

遠景で絞って撮影する分には、比較的撮りやすい。解像力もあります。

んでも、ボケ味を楽しむ単焦点の魅力は捨てがたいね


一発完成の写真も必要ですが、写り具合が明らかにデジタルレンズとは違うところも、他の写真との差別化や個性と言った点では面白いと思います。

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