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デジタルカメラ研究マガジン
第3回
Zuiko Digital ED 14-42mm F3.5-5.6
巣鴨 王子 編

E-510になってから、レンズセットの標準ズームが 「ED」化されて、コンパクトな 14-42mm F3.5-5.6 になりました。それ以前の旧型よりもコンパクトなレンズで、スタンダードレンズとしてはデザインが格好良い。気に入ってます。望遠側のF値が暗いのはE-510の手ぶれ補正で何とか回避できそうです。


とにかく軽い一眼レフシステム。手ぶれ補正はF値の暗いレンズには必需品。
正月休みに巣鴨と王子をぶらりして来ました。

元旦の巣鴨、とげぬき地蔵でお馴染みの通りには、とても多くの人で一杯でした。
本格的に撮るなら ED 14-54mm F2.8-3.5 で決まりですけれど、ラフで軽いスタイルには標準ズームの良し悪しにもかかってきます。望遠側でF5.6の暗さは縁日の屋台や日陰、室内でキツイんですが、手ぶれ補正が強力なE-510との組み合わせならばブレに悩まされることは少なくなります。但し、ISO感度をAUTOにして、400まで上がってもノイズは気にしないって言う妥協点は持つべきでしょう。

屋台で売られている小物は華やかで良いですね。特にここ、地蔵通りには子供よりかお年寄りの方を対象にしていますから、陶器やガラス細工、夏場には風鈴などが売られ、欲しい小物がたくさん目に留まります。

参拝で賑わうお寺の境内に、テントを張った特設の食事小屋が出現していました。お昼の時間なのに不思議と中は人も少なく、何となしにスダレが夏の雰囲気を漂わせる異空間でした。


正月休みも続いているので、十条にでも行って見るかと車で出掛け、そう言えばすぐ先の王子は歩いたこと無いなとふと思い、訪ねてみることに。

この青空は何度見ても大好きです。深いね、色の濃さが。発色はカメラ側のアルゴリズムですが、レンズの性能的にはパソコン画面で大伸ばしにすると、写りに抜群のキレが存在するわけでもないところがスタンダードレンズなんだなとも実感します。EDレンズの採用で広角側では描写力が旧タイプの標準レンズよりも強くなっているハズです。スナップで割り切るならばこれで十分だし、カメラ側の発色の良さに感動しちゃうので、撮ってて楽しいってことが重要なのではと思います。

ラティチュードがそれほど広くないカメラなので、光と影の明暗の有る左側の写真なんかは暗部が完全に潰れます。人間の目ではこんなに橋の向こうが真っ暗ってことは無いんですよ。ちゃんとした風景が広がっていたんだけどね。

長屋が呑み屋街になっている通り。昼間の時間帯は人通りも全く無い静かな道路。やはり明暗の有るシーンが苦手なのはレンズの問題ではなくカメラ側ですから。暗いも明るいもすべて丸見えってのよりも、見れない部分が存在するから引き付けられるって発想の転換。で良いのか、、。


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