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デジタルカメラ研究マガジン
マニュアルフォーカスレンズで遊ぶ!
オリンパス E−510
SIGMA 400mm F5.6 編
OM−フォーサーズ マウントアダプタ
オリンパスの旧OMマウントをデジタルのフォーサーズマウントに変換するアダプタもあります。

OM−フォーサーズ 変換アダプタ

OMレンズをオリンパス・パナソニックボディーへ♪
マウントアダプタ 【4/3(フォーサーズ)-OM】
税込 5,229 円
メーカーの説明では無限遠は出ないとなっていますが、自分が使ったところでは大丈夫と思います。
レンズによるのかも知れませんけれど、FD-EOSマウントアダプタのように、あからさまにマクロレンズ仕様になることはありません。
今回、そのアダプタを使ってOMレンズを取り付けて見ましょう。

マウントアダプタの装着

OM−フォーサーズマウントアダプタは、他のアダプタよりも厚みが合って脱着はし易いです。
アダプタ自体にはレバーは無く単純な構造。

今回使ったレンズはシグマ製、400mm F5.6 の大きな単焦点レンズです。
カメラは E-510 を使います。
手ぶれ補正もカメラ側で行ってくれます。

SIGMA 400mm F5.6 を取り付けた図

400mm F5.6 ともなれば、デジタルではとても高価なレンズになりますが、旧式のOMマウントレンズならば、オークションで1万円しないで手に入れられました。単焦点で400mmなんて、すごく所有している満足感高くって、レンズを付けて振り回していると撮影が楽しくなります。

ただし、やはり古い設計。
特にフォーサーズのように小さな受光面積に画像を受けるには、中心解像度が高くないとクオリティーが保てませんし、このレンズの場合はマルチコーティングをしている以外、例えばEDレンズとか光学性能を上げるレンズを使っていない分、パープルフリンジが盛大に出たり、逆光で画像が滲んだりと、正直、最高のパフォーマンスは期待はしないでください。

相変わらず、ピント合わせには苦労します。
何枚も撮って、そのいくつかがピント合ってたって後から分かる感じ。
まぁ、実写画像を等倍で見ないで、例えばブログ用にある程度縮小しながら、シャープネスを掛ければ、大抵はOKになるんですけれどね。
ピントはそれでごまかせますが、やっぱり明暗差のあるところに出る滲みは、上の写真のようにハッキリと出てしまうのはレンズの性能で・・・。


こんな感じで点光源には青やら赤やら偽色が盛大に。
これでもF8まで絞ってるんですけれど・・・
例えば、キヤノンのレンズでフローライト(蛍石)を使った「L」レンズがありまして、そういうレンズはどれほど古いレンズでも点は点として、なんの滲みも無く綺麗に写りますから、年代物ではなく、やっぱ、レンズの性能だね。
自分はZuikoDigital 50-200mm F2.8-3.5 ED を持っていて、そのレンズは流石に綺麗な写りをします。
ただ、望遠側で200mmと400mm、つまりは35mm換算すれば400mmと800mmの差が生まれるとなれば、なんとかこの旧式レンズを使いたいって気持ちにもなるのですよ。

絞りやシャッタースピードで滲みを誤魔化したり、ピントが合って無くても縮小してシャープネス掛けたりと(笑)

画像に明暗差が無ければ、そこそこは写ってくれます。
が、ピント、合わせにくい・・・


小さな鳥ですし、35mm換算、800mmでもこの被写体サイズでしょ、、


上の写真の鳥さんの部分を切り抜いてみました。

ちなみに、OMレンズでも手ぶれ補正はバッチリ効いてくれます。

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