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デジタルカメラ研究マガジン デジタルカメラ大実験

ケンコー製ニコンクールピクス用
スーパーテレスコープ
実写撮影
「野鳥編」

ケンコーから出ているクールピクス900系用で、カメラレンズの焦点距離が6倍にもなる「スーパーテレスコープ」と言うのが有ります。どんな形をしているのかは前回のレポート「とりあえず使ってみました編」をご覧頂くとして、今回は「野鳥」撮影にチャレンジです。
撮影はkamenoさんに協力して頂きました。有難うございます。

野鳥はとても小さいです。
しかも近寄ると直ぐ逃げる警戒心の深さで、望遠レンズを装備したカメラでないと、そうそう撮影は難しいです。10倍ズームのデジカメも有りますが、それでもまだまだ役不足。そこで、スーパーテレスコープをE950に取り付けて、約700mm(35mm換算)の望遠で撮影して頂いてます。

先に結論から申しますと、色収差及び否曲収差はかなり出ます。と言いましても、粗悪な作りの2倍テレコンよりも6倍でこの程度なら良いほうだとも言えるんではないでしょうか。クオリティー重視の方にはちょっとお勧めできませんが。
ピントなんですが、これはかなり合わせるのが難しいんです。カメラの液晶モニターをリアルタイムに見ながらピントの山をつかみます。それと、レンズが暗くなるのでシャッタースピードが自然と落ちてしまい、手持ちはかなりきつく(ほとんど不可能)、三脚にしっかり固定して撮影しないと難しいです。下のサムネイル画像のように、リサイズしてアンシャープマスクをかければある程度はごまかせると思います。

良いところと言うか、特徴的なのは背景に光物があるときのボケ味具合はかなり特殊で面白いと思います。ガサガサと流れている感じが水彩画の様にも見えてきます。

画像はクリックすると元画像を表示します。











2002年3月21日