マクロ好きなデジ研ですが、海も大好きです。なかでも静かな時が流れる埠頭の風景は格別に良い情緒を漂わせており、自分の心の中がノスタルジックになって行くのがわかります。デジ研がもっとも好んで行くのが有明埠頭。お台場の人の流れが嘘のように静まり返った不思議な場所です。
撮影に使ったのは、これもノスタルジーな旧いレンズ「EF 100-300mm F5.6 L」です。旧式といってもEFマウントなのでEOSシリーズにそのまま取り付けられるキヤノン純正の望遠ズームレンズです。

「L」を冠している割には評判が良くないようで、何せ動作がメチャメチャとろいからなんでしょう。フォーカスはジーコジーコと大きなモーター音を立てながらゆっくりとレンズ先端部が伸び縮みしながら動いています。肝心な中身のガラスには蛍石(フローライト)を採用しており、その写り具合は、他の一般的なズームレンズを遥かにしのいでとても良いです。さすがに「L」。

特に上記の写真のシーンのような水面に反射する光を殆ど偽色や破綻を伴わず描写できるので、それはたいしたものです。レンズ一体型のデジタルカメラや安いズームレンズで同じようなシーンを撮ってみればわかりますが、下の写真のように汚くなってしまいますからね。

ま、誉めたところで旧式の「L」レンズですから誰も中古を探して買うということも無いでしょうから、個人的な楽しみで実写画像をアップしておきます。いつもの如くクリックすると元画像を表示します。

カメラ CANON EOS 10D
レンズ EF 100-300mm F5.6 L

F5.6 1/1250s

F5.6 1/1600s
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F5.6 1/400s
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F5.6 1/500s

F5.6 1/800s
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F5.6 1/2000s
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F5.6 1/1600s

F5.6 1/320s
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