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デジタルカメラ研究マガジン
マニュアルフォーカスレンズで遊ぶ!
第5回
PENTAX-M 35-70mm F2.8-3.5編
ペンタックスの一眼レフデジカメ *istDs にマニュアルフォーカスレンズを取り付けるシリーズです。
レンズは前回の続き

ちょっと脱線しますが、レンズの開放F値がF3.5から始まる、例えばズームならF3.5-F5.6と望遠側にいくにしたがってF値が暗くなるのは汎用レンズとすると、開放F値がF2.8からはじまるのを高級レンズとします。数値で見るとたったの0.7しか違いが無い。にも関わらずレンズの価格は実に2倍以上。レンズってこのほんの少しの違いがとても大きいんです。
今回使用のレンズは広角側ではF2.8。最望遠でもF3.5と明るい。古いレンズとは言え、こういう明るいレンズは設計もしっかりしているから、何より開放F値で撮影してもピントが合っている所の写りがビシッとしてて気持ちが良い。それとこのレンズ、マクロ機能が省かれていて最短撮影距離も1メートルと長めな分、レンズに無理が掛かっていないからとっても素直に写ります。

すべて *istDs に取り付けて撮影しています。このカメラはファインダーが贅沢にもペンタプリズム。素晴らしく良く見えてマニュアルフォーカスで撮るのが実に気持ちが良い。開放F値で撮影。

マニュアルフォーカスレンズの特権!カモメ撮り!
ズバ抜けて高速なAF機能のあるレンズとカメラならば撮れるかも知れませんが、通常、飛んでいるカモメを撮ろうとするとオートフォーカスではこれがなかなか難しい。古いマニュアルフォーカスレンズの時代はAFではないから、はじめっから人間の目でファインダーを覗きながらピントリングを動かして撮る為にレンズが作られています。オートフォーカスのレンズもMFで撮れますけれど、やってみれば分かります。ほんのちょっとピントリングを動かしだけでピントの位置が大きく変化する、これじゃまともな撮影なんか無理。その点、昔のレンズはピントリングを1周する感じでフォーカスを合わせることが出来るため、微妙なピント調節が確実に可能。デメリットは手前から遠くに瞬時にピントを動かせないことぐらいかな。カモメは多少の置きピンをしておいて、飛んでいるところにファインダーで覗きながらピッタリと追従しながら合わせます。

わざと明るい点光源のあるシーンを撮ってみました。スーパーマルチコーティングのおかげで偽色も無く綺麗に撮れてます。但し、多少ゴーストが上のほうに出ているのはやむをやむを得ないでしょう。


楽しいですね、マニュアルフォーカスレンズとこのカメラとの組み合わせは。



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