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デジタルカメラ研究マガジン
EOS Kiss Digital N
ZUIKO 50mm F1.4 台場一丁目商店街
前回の続きで、Zuiko 50mm F1.4 のレンズを EOS Kiss Digital N に取り付けて遊んでます。

このレンズ、設計が古いので当然なのですけれど、太陽の光が入ると思いっきりハレーションを起こします。

レンズコーティングの技術的な古さもあって、レンズの内面反射が激しく、またフィルムの為のレンズですからCCDと後玉の間の乱反射も発生していると思います。ペンタックスの純正で同様に古いマニュアルレンズなどは、光が入ってもほとんどハレーションを起こさないのもありますから、やはりこの辺が個々のメーカーのレンズ設計の良し悪しがデジタルになって顕著に出てしまうのでしょう。目視では分からないバルサム切れや曇りも発生しているんだとも思いますが、、。

で、このレンズを持ってお台場の台場一丁目商店街で撮って来ました。
この商店街、ビックリするほどにノスタルジックな所で、とても好きなんです。
昭和40年代をテーマに作られていて、そのまんまタイムスリップしちゃいます。

余りに時代離れしているので、カメラのホワイトバランスはすべて太陽光にして、赤味のまま撮ってます。だってさ、ホワイトバランス補正したら、なんか普通の写真になっちゃうんだもん。

レンズの絞りはいずれもF2.8です。
背景の点光源が少し絞りの形を帯びているけれど綺麗だよね。
絞りは8枚羽。

このカメラだとピント合わせが結構難しいんです。
やっぱり古いレンズを使うにはペンタックスのデジタル一眼レフに軍配が上がります。
絞りを開いているのでピントの合っている範囲はとても少なく、こう言う描写は古くたって最新でも暗いズームレンズには真似できない。写すのは大変だけどやっぱり面白い。



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