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デジタルカメラ研究マガジン
旧機種デジカメ特集
FinePix S5000 の巻
そんなに古い機種ではないけれど、すぐに新製品が出てくるデジカメのサイクルではもう過去のカメラなのでしょう。中古で調べると2万円で手に入るんですね。こんな良いカメラをそんなに安く手に入れられるなんて良い時代になったもんだと思います。
フジと言えばハニカム。S5000は第3世代ハニカムで、既存のCCDをさらに小さくし、画素を極小に区切って300万画素にしたものですから、当時はかなり叩かれました。極小画素で撮影した画像をさらに600万画素まで伸張させてますから、とにかく画像が荒くてノイズが多い。パソコンの画面で等倍表示してみるととても汚いなぁと思ってしまうんですよ(笑)。ノイジーな画像も紙にプリントアウトすると消えてしまいますが、、。
手にとって見るととても軽く、悪く言えばプラスチッキーで安っぽい、良く言えばコンパクトな小さなボディーで軽くて持ち運びも便利。グリップの形状も凝ったつくりで僕は好きですよ、こういう形は。

このカメラの特徴はアダプターリングが付属していること。S5000ってそれまでに発売された「目玉親父」ことFinePix 4900Zや兄貴分の FinePix S602 と血統が同じでカメラの外観上のコンセプトも引き継いでいるんです。つまり、望遠ズームは伸縮式で、電源を入れると大きなレンズがビヨーンと飛び出すわけ。見かけコンパクトでも使うときは結構大きなカメラに変身するんです。で、飛び出したレンズは衝撃にも弱いし、レンズの保護もかねて大抵はオプションで用意されるアダプターリングを装着して使っている人も多かったんですが、このS5000には最初からパッケージに付属してきています。
のアダプターリングを装着するとレンズ保護のほかに、クローズアップレンズも取り付けられるメリットが生まれます。10倍の光学ズームレンズを搭載してクローズアップレンズも簡単につけられるんですから、これは「マクロ用」としては最高です。但し、物理的な手ぶれ補正機能を搭載していませんから、手ブレには結構気を使わないといけません。ISO感度上げるとノイズが激しいし、、。
もし中古で手に入れようとしている人は、アダプターリングが付属しているかはチェックポイントです。



合成写真ではないです。珍しい現象を撮影。


明暗差のあるシーンを何枚か。

暗い部分にはノイズ多いです。


クローズアップレンズ使用。こういうシーンではノイズも目立たず最高でしょ?


これはマクロモードで撮影。

クローズアップレンズ使用。


クローズアップレンズ使用。高倍率ズームマクロの威力です。


印象派なシーンではノイズが目立ちません。

こちらも印象派。


クローズアップレンズ使用。微細な解像力は低いとはいえ、超マクロ撮影。

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